Tutorial - MV002
・YEPプラグインの導入
次に、大前提となるYEPサイドビューバトルプラグインを導入します。
このプラグインは、様々なサイドビューアクションを可能にしてくれます!
ゲーム>フォルダを開く>js>pluginsから、以下のファイルを、jsフォルダに入れてください。
YEP_CoreEngine
YEP_BattleEngineCore
YEP_X_ActSeqPack1
YEP_X_ActSeqPack2
YEP_X_ActSeqPack3
プラグインをjsフォルダに入れたら、ツクールに戻ってF10で「プラグイン管理」を開き
今、入れたプラグインがONになっている事を確認します。以下の順番でいれましょう。
各プラグインの機能を確認していきましょう。
YEP_CoreEngine … YEPプラグインを使うための前提機能です。
画像解像度、フォント、ウィンドウなどのパラメータを変えることができます。
YEPプラグインを使うために必ず入れておきましょう。
YEP_BattleEngineCore … こちらもYEPプラグインの戦闘系プラグインを使うための前提機能です。
YEP_X_ActSeqPack1 … HPやMPの制御。アニメーションの再生やBGMやSEの再生などの制御をします。
YEP_X_ActSeqPack2 … モーションの再生やキャラクターの移動など、おもに動きに関することを制御します。
YEP_X_ActSeqPack3 … バトル時のカメラの制御を行います。
YEP_CoreEngineとYEP_BattleEngineCore は、システムの基盤のようなプラグインです。
バトラーの配置など、カスタマイズができますが、特に弄らなくても問題ないのでここでは触れません。
自分好みのカスタマイズをしてみてください。
以下から、アクションシークエンスのプラグインについて触れていきたいと思います。
・アクションシークエンスの基本
YEPアクションシークエンスのプラグインでは、スキルのメモ欄にコマンド文を描くことで
色々な動作、アクションをさせることができるようになりますが、書き方にはルールがあります。
<target action>
アクションリスト
アクションリスト
</target action>
とした場合、タグで挟まれたアクションリストが実行されます。
このタグをアクションシークエンスと呼び、アクションシークエンスには5つの段階があり
以下の順番で実行されます。
setup action
↓
whole action
↓
target action
↓
follow action
↓
finish action
YEPアクションシークエンスプラグインを入れた時点で、メモ欄に何も書いていなくても
これは実行されています。
実際に、コマンド文を書く際には、自分が実行させたいシークエンスを書くだけで大丈夫です。
大文字と小文字の区別もないので、私は全部小文字で書いています。
・アクションシークエンスの実践
試しに簡単なコマンドを書いてみましょう。
まずは、適当なスキルIDにスキル名を書き新規のスキルを作ります。ここでは、「テストスキル」としました。
範囲が 「敵単体」 となっていることと、ダメージが 「HPダメージ」 になっていることを確認してください。
職業設定で、スキルを覚えさせておくことも忘れないでください。
確認できたら、メモ欄に実際にコマンド文を書いていきます。
<target action>
action effect
action effect
action effect
</target action>
action effect とは、スキル設定内のダメージや使用効果を実行するコマンドです。
ここでは、単純にaction effectを3回書いたのでダメージが3回実行されます。
攻撃が、1度に3回実行できました!
上手く行かなかった時は、スペルミスがないか確認してみてください。
私の経験上そのミスが一番多いです。
更に、モーション再生速度の部分も書き換えます。
840行目あたりに、
------------------------------------------------------------------------
Sprite_Actor.prototype.motionSpeed = function() {
return 12;
};
------------------------------------------------------------------------
という記述があるので、return 12 の部分を 8 に変更しました。
数字が低いほどスピードが早くなります。全ての動作が同様に早くなるので注意してください。
メモ帳を上書き保存して閉じたあとに、ツクールに戻って
念のため 「プロジェクトの保存」 を行ってから戦闘テストしてみましょう。
これで、問題なく戦闘が動作するようになりました!
次回は、Yanflyサイドビューアクションプラグインについて書いていこうと思います。